素麺(そうめん) は、奈良時代中国へ修行に渡った僧が、帰国の際に製法を持ち帰ったのがはじまりと言われております。
愛知県和泉地区で素麺(そうめん) 作りがはじまったのは江戸時代の天明の飢饉(1780年代) の頃と言い伝えられています。日々の食料にも窮していた和泉の農民が素麺(そうめん)の製法を覚え、そして世間に広めたことが“和泉そうめん”の起こりとされています。
一般的に手延べそうめんは冬場に作る乾麺が有名であり、冬場に作るそうめんは塩分が少なくコシか強いのが特徴です。
それに比べ、和泉手延べそうめんは夏場に作る太めの半生麺。一度完全に乾燥させた麺に湿度を与えて、しんなりさせた麺です。
一度乾燥させているため「日持ちし、コシがあり、生麺ならではのもちもち感」があります。冬場に作る極寒製とは違った独得の食感が楽しめる逸品です。
家族を中心に数名で手間を惜しまず、厳選した最上級の小麦粉を使用し、ちょっと太めで “のどごしつるつる、歯ごたえもちもち”の麺を作っております。
また和泉麺店のこだわりとして、もちもちとした食感を出すため、生地を足で踏み広げる、昔ながらの作業工程を行っております。 乾麺の乾燥工程は通常の2倍以上の時間をかけ、熟成させながら乾燥させ、素材の良さを出す様にしています。 また大量生産ができないので、産直、スーパー、百貨店等の小売店では販売しておりません。
ぜひ一度、和泉麺店の素麺(そうめん)、ひやむぎ、きしめん、うどんをお楽しみください。
手延べめんは、小麦粉と食塩水を混合し、よくこね、生地を網状にし、時間をかけて 伸ばしていく伝統的な手法で作られています。
生地を引き伸ばして、細い麺線にしますが、 一度に細く伸ばそうとすると切れてしまいますので熟成(ねかし)をさせながら、 徐々に引き伸ばしていきます。このように熟成(ねかし)と伸ばしの繰り返しで、麺を細くさせていく 時間と手間のかかる製法です。
午前4:00 |
午前5:30 |
午前6:00 |
午前7:00 |
午前8:30 |
午前10:30 |
午後1:00 |
午後1:30 |
乾燥後、湿度を与えてしんなりとさせる。 (以前は屋外で夏場の夕方に吹く東南の湿った風にあてて戻していました。 現在は加湿器を使用していますが、この風が吹かないと上手に半生に戻りにくいことがあります。 この夏場に吹く東南の風を『そうめんの風』と呼んでいます) |
翌々10:30 |
※厄(ヤク)について
乾めんは長期保存すると硬さが増す現象があります。これが厄(ヤク)という現象です。 素麺(そうめん)のように細い麺は硬さが増し、おいしく感じられることもありますが、 うどんのような太い麺にとっては硬くなりすぎることがあります。 うどん、ひやむぎはおいしさが保たれるおよそ1年以内にご賞味いただくことをオススメします。
手延べ麺発売時期
手延べ麺の発売時期及び予約開始時期をご紹介いたします。
商品に関する質問等がございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。
手延べ麺発売時期 | 予約開始時期 | |
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手延べひやむぎ | 4月から6月初旬 | 4月~ |
手延べそうめん | 6月中旬~8月中旬 | 4月~ |
手延べうどん | 9月下旬~6月頃 | 10月~ |
手延べきしめん | 9月下旬~6月頃 | 10月~ |
※お中元・お歳暮時期は在庫切れになる場合がございます。ご予約ください。
ご購入方法
和泉麺店の素麺(そうめん)、ひやむぎ、きしめん、うどんは百貨店やスーパー等では販売しておりません。 ご購入希望のお客様は、 店舗購入、電話/FAX購入、ネット購入の3つの方法でご購入いただけます。
※ 21箱以上をご購入希望のお客様は、「電話/FAX購入」「店舗購入」のみ承っております。